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同じ逸話に対する対照的な評価 [三国志]

正史三国志では異聞なども含めると実に様々な出来事の記録がある。
そして、その出来事に対する評価は人によって様々な違いがあることが多い。
もちろん、満場一致の場合も有るが。

対照的な評価に分かれている例の一つが以下の話。

244年の魏軍による漢中侵攻の際、出陣直前に来敏が費禕を訪ねてきて
「しばらく君と会えなくなるから、日頃の囲碁の決着をつけておこう」と申し出た。
費禕は勝負を受け、二人で囲碁を指し始めたが、出陣に際して周囲が慌しくなってゆく様子に、
来敏の方が耐えられなくなり「君を試すつもりで勝負を申し出たが、この度胸の据わり具合ならば、いざ前線にあっても何の心配も要らないだろう」と感嘆の意を表した。
果たして費禕が前線に赴き、既定の方針に従って指揮を執ったところ、見事に魏軍を撃破し
退けたという。

この逸話に対する対照的な評価。

まず、”プラス評価”
これは費禕が事前に物事を計算して準備をする人物であり、なおかつ落ち着いて余裕の
ある人物だったと賞賛する評価。

”マイナス評価”
費禕の最期は油断して魏から降った人物に心を許して宴会で暗殺された。
費禕は小国の宰相であり、もっと慎重に処すべきだった。大事な国防を前にして
囲碁に興じたのは、彼が油断から暗殺される前兆だったと。

私は思う。逸話に対する評価は、結局のところ、対象となる人物そのものの評価とリンクすると。
費禕の能力を評価すれば前者。費禕を全面的に認められなければ後者になると。
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